ボルダリングの基本ムーブ五つ

今回は、初心者向けにボルダリングの基本ムーブを五つ解説します。
この五つができるようになれば、M-Wallのピンク・オレンジ課題はほとんど腕力を使わずに登れると思います!始めは上手くできないかもしれませんが、少し練習すれば必ずできる基本ムーブなので、初心者の方はぜひ参考にしてみてください。
ピンク・オレンジに腕力や握力は関係ありませんよ~ ^_^

(1) 足を上げてから手を出す
まず最初の基本ムーブは、「足を上げてから手を出す」です。
足を上げずに手を先に出すと、手と足が離れて腕に頼ったクライミングになってしまいます。はしごを登ることを想像してみてください。はしごを登るときは手でがしがし登らないですよね。ピンクやオレンジは足が自由なので、立ちやすそうなスタンスをよく探すとよいでしょう。
足を上げよう○足を上げよう×

(2) 腕は伸ばす
ホールドの基本は、腕を伸ばして持つことです。腕を曲げてホールドを持つと腕に負担がかかるだけでなく、重心がスタンスに乗らないことでバランスも悪くなります。スタンスにしっかり立ち、腕を伸ばしてホールドを持ちましょう。
腕は伸ばそう○腕は伸ばそう×

(3) スタンスに立つ
大きなスタンスに土踏まずをドンと乗せている初心者をよく見かけますが、これではバランスが悪く手に負担がかかります。フットワークの基本は、足の親指側をスタンスに押し付けるようにピンポイントで立つことです。正確にスタンスに立つことができれば腕の負担が軽減できます。
スタンスに立つ○スタンスに立つ×

(4) 腰をひねる。
傾斜のある壁で壁に対して正対で登ると、もろに傾斜を受けてしまいます。傾斜のある壁では正面を向いて腕で引き付けないで、腰をひねって(斜めを向いて小指側で立つ)ホールドを取りに行くと楽です。
腰をひねる○腰をひねる×

(5) 対角線で登る。
ムーブの基本は対角線(ダイアゴナル)のバランスです。たとえば、左手で次のホールドを取りにいく場合、右手でホールドを持ち左足をスタンスに乗せて対角の手足でホールドを支持する登り方がダイアゴナルです。右手右足(左手左足)支持では体か開いてバランスを崩します。対角線のバランスは、足の踏み替えと一緒に練習するとベターですよ。
対角線で登る○対角線で登る×

以上、初心者向け講座でした~(^^♪