薄かぶり

95度~110度くらいの傾斜を、クライミングでは薄かぶり(薄被り)と言います。
初心者にも取り組みやすく、M-Wallでも薄かぶりの壁にピンクや赤課題がたくさん設定されています。

ただし中級レベル以上の課題になると、同じグレードなら強傾斜の壁より薄かぶりの方がホールドが遠くて悪くなります。リーチのないクライマーが薄かぶりで苦戦することはよくあり、自然壁のルートではこの傾斜は得意だけど、ボルダリング、特に人工壁のこの傾斜は苦手というのもよく聞く話です。

ルーフのように、フック連発でリップにランジとかのムーヴはあまり出てきませんが、バランスでスローパーを押さえたり、ほんのちょっとスタンスを変えただけでムーヴが解決できたりと、自然壁では最もポピュラーなこの傾斜は実は奥が深かったりします。

薄かぶり

交流サマーキャンプ

今週土曜日、M-Wallと名和CCの交流サマーキャンプがあります。

交流会 BBQ → 7月30日(土)7:00頃~:星上山スターパークキャンプ場
冷たいビールと旨い肉を用意しますので、クライミングの話とか盛り上がりましょう(^^)
参加希望の方は、M-Wall受付に言ってください~♪

ダイアゴナル

クライミングの基本ムーヴに、ダイアゴナルバランスがあります。
ダイアゴナルとは、直訳すると「対角線の」「斜めの」とかになります。たとえば、左手で次のホールドを取りにいく場合、右手でホールドを持ち左足をスタンスに乗せて対角の手足でホールドを支持する登り方がダイアゴナルです。

右手でホールドを持って右足でスタンスに立つと、多くの場合左側から体が開いてしまいます。対角にバランスをとれば体が開かないので、安定した登りができるわけです。
初めは上手くできないものですが、合理的なバランスなので少し練習すればできるようになります。小さな子どもさんの中には、クライミングが初めてなのに対角線で登ってしまう子が結構な確率でいて感心させられます。

M-Wallのピンク・赤課題なら、ダイアゴナルができれば全部登れます。足の踏み替えと一緒に練習するとベターですよ。

↓↓右手左足、対角線で登る
右手左足、対角線で登る